飲み会の席順の決め方
席順は「当日その場で決める」と必ず崩れます。先に決めておけば、会のはじまりが驚くほどスムーズになります。
決めずに当日を迎えると何が起きるか
自由席にすると、だいたい同じことが起きます。先に着いた人から入口近くに座り、後から来た上司や主賓が奥まで歩かされる。仲のいい者同士が固まって、初参加の人が端で黙っている。乾杯の直前に「あ、席替わりましょうか」と全員が立ち上がる。
10人以下の気心の知れた集まりなら、自由席でまったく問題ありません。ただし次のどれかに当てはまるなら、決めておいたほうが確実です。
- 上司や取引先、主賓がいる
- 初対面の人が複数いる
- 部署やグループをまたいでいる
- 15人を超える
自由席にする場合でも、主賓と幹事の位置だけは決めておくと当日の混乱がかなり減ります。
手順1|参加者を確定させる
まず名前を並べます。この時点で人数が固まっていなくても構いません。確定しているメンバーだけで一度組んでおき、後から足す前提で進めるほうが早いです。
あわせて、各人について次の点を把握しておくと後の工程が楽になります。役職の上下、初参加かどうか、誰と誰が親しいか。手元のメモ程度で十分です。
手順2|会場のレイアウトを確認する
ここを飛ばすと、せっかく作った席順が当日使えません。予約時に店へ確認しておきたいのは3点です。
- テーブルがいくつに分かれるか — 20人で「個室」と言われても、実際は6人卓が3つと2人卓が1つ、ということがよくあります
- 1卓あたり何席か — 均等とは限りません
- 入口がどちら側か — 上座・下座を決める基準になります
テーブルが分かれる場合、卓をまたいだ会話はほぼ起きません。「このテーブルの中だけで完結する」つもりで組むのが現実的です。
手順3|主賓と幹事の位置を先に決める
全員を一度に考えると詰まります。先に2人だけ決めてしまいましょう。
主賓は上座。 入口から最も遠い席が基本です。歓送迎会の主役、最も役職の高い人、社外のゲストがここに入ります。
幹事は下座。 入口に最も近い席です。役職に関係なく、幹事がここに座ります。追加注文や店員とのやり取り、遅れてくる人の案内がしやすいからです。会の進行役を兼ねるなら、全体を見渡せる位置かどうかも確認してください。
この2つが決まると、残りは一気に埋めやすくなります。
手順4|残りの席を埋める
考え方は3つあります。会の目的で選んでください。
役職順に並べる
接待や formal な会食ではこれが基本です。上座から順に役職の高い人を配置します。社内の飲み会でここまで厳密にやると堅苦しくなるので、主賓の両隣だけ押さえておけば十分なことが多いです。
混ぜる
部署横断の懇親会や歓迎会ではこちらです。同じ部署の人が固まらないよう、意識的にばらします。各テーブルに違う所属のメンバーが必ず入るように組むと、会の目的が達成されやすくなります。
ランダムにする
気心の知れたメンバーなら、くじ引き感覚で決めてしまうのも一つの手です。「今回はランダムで」と宣言しておくと、誰も気を悪くしません。決める手間もかかりません。
手順5|当日の微調整に備える
ドタキャンは必ず出ます。1〜2人抜けても崩れないように、席数には少し余裕を持たせておくのがコツです。ぴったり埋めると、1人欠けただけで組み直しになります。
当日は、会場に早めに着いて実際のテーブルを見てください。事前に想像していたレイアウトと違うことは珍しくありません。その場で直せるよう、席順は紙かスマホですぐ開ける状態にしておきます。
よくある失敗
入口の位置を確認し忘れる。 上座と下座が逆になります。予約時に聞いておきましょう。
席順を自分しか知らない。 当日あなたが遅れたら誰も案内できません。共同幹事に共有するか、印刷して持っておくと安心です。
完璧に組もうとして時間を使いすぎる。 席順はあくまで会を円滑にするための道具です。7割決まれば十分で、残りは当日の空気で調整すればうまくいきます。